見えないものを見つめると、分かるもの【ブアイ村の現状】

見えないものを見つめると、分かるもの【ブアイ村の現状】

最近、日々の質がすごくて、いいことも悪いこともたくさん経験出来ていて、それが失われないうちにここに書き記したいと強く思う。

だから僕は今、蚊帳の中でデザリングで、ブログを書いているのである。

 

ちなみに、最後に重大発表があるので、見てね

 

今朝のこと

私は、人生で初めて鳥が屋根の上を歩いている音で、目が覚めた。最初はネズミかと思ったが、ステイ先のピーター曰く鳥とのことであった。ちなみに、目が覚めた数分後に、ピーターが起こしに来て、朝食を食べる運びとなった。時刻は、7時半であった。ちなみに朝食は、チャパティというナンのような食べ物と、アフリカンティーであった。僕はチャパティが好きだったので割と満足した。

 

ブアイ村を訪問

その後、僕はピーターと一緒に、プロジェクトサイトであるブアイ村へ行くこととなった。

プロジェクトサイトというのも、彼は地域コミュニティ(主にブアイ村)を支援するNiaverという団体を運営していたためである。僕がここに滞在しているのも、その団体をボランティアとして手伝う代わりに、ホームステイさせてもらえるWorkawayというプログラムできているからであった。

というわけでピーターと一緒にマタツ(バスのようなもの)で20分、バイクで20分ほどかけ、ブアイ村へたどり着いた。

 

ブアイ村には、彼の作った農園が存在した。どうやらこの農園ではたくさんの植物を育てて、村の人に配ったりしたいのだという。

また、農園の横には人口のプールがあり、そこでは魚を養殖したいのだという。魚を買う必要があるとのことであるが。

 

この村を歩いていると、正直に言うと、僕はいくつかの点からやはり人々はある程度、物事の解決策を基本的にお金に頼ってしまっているということを感じたし、また僕にその役割を期待している側面も感じた

 

【先進国から来た人(と見られる者)として現場とのかかわり方について僕が考えていること】

僕自身、国際協力にずっと興味を持って、大学で勉強して、卒業した身としては、基本的に何かしらすごく有用な技術でも持ってない限り基本的に僕たちは現地(特に農村などの地域)においてはただのもの知らずであり、身一つでいきなり何かしら役に立てると考えるなんておこがましいし(悪いことではないが)、「そんなことよりお金をくれ」と現地の人なら思う可能性があるということは、それなりに分かっている。

そういう面から考えれば、村の人々は決して直接お金をくれとは言わなかったし、とりあえず家に招待してくれたりと優しく接してくれたので、不快感を覚えることはなかった。それよりも、僕が感謝するべきであるところであった。

ちなみに、僕のスタンスは基本的に「難しい。それは分かり切ってる。じゃあ何ができるか?」である。別に、難しいのだから何もできなくてもいいのだけど、もし何か必要性があるのであれば、それをやろうとするのには、全く問題などない。そのくらいで、いいと思っている。

 

ちょっと脱線してしまったが、村においては他にも井戸や、数々の家庭を回らせてもらった。

 

例えば井戸に関して言えば、手巻きの、ひもを巻き取って水を汲める器具が付いている井戸と付いていない井戸があり、当然だがついている方が汲みやすい。僕が訪れた時には、わずか6歳くらいの女の子が、井戸水を汲みに来ていて、器具を使って水を汲んでいた。器具が付いていない井戸では40代くらいのお母さんたちが、わっせわっせとひもを引っ張って井戸水を汲んでいた。彼女たちは、「大変よ~」と言っていた。

 

他にも家庭を訪問させてもらって、少しお茶を飲ませてもらったり、少しお話をしたりした。

 

正直言って、この村はとてものどかで、傍目には全然、問題などないように映った。しかし、サンディシュクペリが星の王子様で伝えたように「大切なものは目に見えない」という視点で見ていくと、色んなものが見えてくる場所であった

 

目に見えないものを見つめると、分かること

例えば、井戸一つとってもである。井戸水を汲みに来たのは少女であった。そして今日は水曜日だ。普通は、彼女は学校に行っていなければいけない時間である。それなのに彼女は水を汲みに来ていた。それが何を意味するか?

 

また、お母さんたちが汲んでいた井戸には、蓋がなかった。蓋がない井戸の水は、どうなるか?上から土が落ちるのは当然である。なぜなら、お母さんは井戸の上に立っており、サンダルに付いた土は穴に落ちていっていたからである。さらにもし動物でも落ちてしまい、溺死でもしたらどうなるか?(実際に僕はリスが落ちて溺死した水くみタンクを知っている)

 

ほとんどの子どもは、靴を履いていなかった。ピーター曰く、この地域では靴について話すのはタブーとなっており、靴を履いている子どもは10人の内1人ほどだという。そしてこの地域ではスナノミ症が流行っており、子どもたちの足をスナノミが侵食することもまれではないという。

 

この村では学校に通うには、ユニフォーム(制服)が必要である。しかし、靴を買ってもらえない子どもたちが、制服を買ってもらえるか、、そう、この村では、制服を買えないため学校にいけない子どもたちが多くいるという。

 

また、この地域の付近には大きなトウモロコシ畑があり、それはケニアの、他の地域に住んでいるお金持ちが購入した土地で、村の人々はそこで雇われて働かされて、農薬を撒く仕事をやらされて健康被害が出ているそうである。

 

目に見えない世界が残酷すぎて、正直に僕は衝撃を受けた。もともと、国際協力の勉強などをしていて、どれも聞いたことのあるストーリーではあったが、実際に村を訪れて、その村で起きていることとなると、実感の度合いも、事の深刻さの理解も、変わってくる。

 

僕は、村から帰ると、ピーターと話した。彼曰く、彼はオーガニックファーム(結城農園)における持続的農業をこの村で行おうとしていて、それが上手く回れば、人々はファームからの収入からマラリアなどの薬を買ったり、子どもの制服を買えるようになるという。しかし、種などを購入するのにお金がいるのだという。また、政府は全くお金を支援してくれることはなく、基本的には寄付に頼って活動しているようだ。

 

僕は、何かしたいと思った。

 

そこで、僕はとりあえず、原寛太さんを真似てみて、寄付を募ってみようと思った。

 

そう、Youtubeである(笑)

 

さっそく撮ったのが、これである。

 

 

 

我ながら、毎日睡眠を10時間以上取らねばいけない僕はあまりキャパが大きくないので、動画のクオリティも度外視(笑)してしまったものになったが、

 

ともかく出来たには出来た。

 

もうTwitterでもアップした(笑)

 

というわけで、もしも、もしも寄付をしていいという方がいれば、ぜひお知らせください!

メールアドレスはこちら:mbaeishapa@gmail.com

 

その他質問・アドバイスなどもどしどし受け付けます!

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