社会問題

パラグアイの集団住宅地域Barrio San Franciscoについて。

  • 2022.08.02

パラグアイ共和国にはバリオ・サン・フランシスコという政府の用意した集団住宅地域がある。この地域の住民の大半はもともと首都アスンシオン近郊にある貧困地域(主に洪水の被害を受ける地域)に住んでいた人々であり、政府が洪水の被害を受ける貧困地域に堤防を作るにあたって、そこに住んでいた人々をバリオ・サン・フランシスコに移動させたという経緯がある。 ちなみに、私はこの地域が開会する開会式に出席したことがあり、 […]

人間誰しも偽善な面がある世界において、偽善者という言葉はただの悪口である

  • 2022.05.30

突然だが、偽善者という言葉が嫌いだ。 なぜならば、人はすべからく「偽善」の一面を持っており、完璧な「善人」等いない世界において、「偽善者」などと言う人は、その人の持っている「偽善」の一部分を指摘して悦に浸っているだけだからである。単なる悪口と変わらない。 では人はどのように偽善なのか?簡潔に言ってしまえば、生きているだけで偽善である。人が生活しているうえでほとんどの人は動物を食べている。世界では場 […]

現場主義と命のはざまに

  • 2020.09.20

  これは、僕が2019年5月に、ケニア共和国で書いた文章である。 現場主義と、命の大切さについて感じたことを書いた。   ー―――――――――――――――――――――― 国際協力という観点から言えば、現場の状況を知っているかどうかは、全ての基礎と言って過言ではないし、現場を知ることは何より大切である、と私は考えてきた。   それは、現場・現地の人々の文化や環境などを […]

次の時代のテーマは「現金給付」「ベーシックインカム」「所得保障」である

  • 2020.09.04

  いきなりだが、私は次の時代のテーマは「現金給付」「ベーシックインカム」「所得保障」である、と思っている。   これを理解する上で最も手っ取り早いのは『1%の富裕層のお金でみんなが幸せになる方法』という、僕が最近で最も衝撃を受けた本を読むのがおすすめだ。 ちなみに、この本では主にアメリカ等経済発展が進んでいるが所得の分配が上手く行われていない国において 保証所得を実施すること […]

頼むから貧しい人々から先に、パンを分け与えてください

  • 2020.03.25

  今、コロナウイルスによって世界は激震の時代を迎えている。   コロナウイルスは、ウイルス自体の死者数よりも、ウイルスの存在による間接的な死者数がはるかに上回る正規の大惨事を起こすだろう。   なぜならば、各国の対応に、弱者優遇の片鱗すら見えないからである。   もう一度言う。最も被害を被るであろう社会的弱者を全く優遇していないのである。   む […]

国際協力においてよく使われる「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」について思うこと

  • 2020.03.13

  「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」   国際協力の勉強をしていると、必ずと言っていいほど一度は耳にする言葉がある。   それが、「魚を与えるのではなく(魚の)釣り方を教えよ」というものである。   調べてみるとこの言葉は老子が言ったものらしく、教育界でも良く使われる言葉のようだ。 以下に参考になりそうな記事を載せる 魚を与えるのではなく、魚の釣 […]

キベラスラムを二度訪問して考えた【最も困っている人はスラムにいるのか?】という問い

  • 2019.03.28

  僕は先日、ケニアの首都ナイロビのキベラスラムを訪問しました。   そのときにやはり一回目に行った時と同じように、現地の人々の明るさや、平和さを感じて、とても心が温まったのですが、同時に、一つ気づいたことがあるので述べたいと思います。   それが、「本当に大変な状況に置かれている人というのは、スラム(貧困地域)にすら住めない人なのではないか」ということです。   僕は、過去に […]

貧困問題について

  • 2019.01.24

  貧困問題について   知らない人にも知っている人にも分かりやすいように書きたいと思う。   まず貧困とは、溜め(余裕)がないこと。   金銭的余裕 物質的余裕 精神的余裕 人間関係の溜め   などである。 もちろん、お金は大切である。 しかしお金がなくても、助けてくれる人がいれば、再び経済活動を行えるようになる。     次 […]

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